こんにちは。 気付いたらすっかり秋真っただ中。 今年は、天候が安定せず、なんだか落ち着かない心もちで過ごしていたら、 秋のど真ん中にいることに気づきました。 もう10月でやんす。
さて、ガーデンの受付に秋の装い。


自社農場で育てた草花や初挑戦のカボチャで、入園前から楽しめるフォトブースを作りました。 ガーデナーの知恵を出し合って装飾し、なかなかきれいに仕上がりました。 ぜひベンチに座って写真を撮ってみて下さいね。
ガーデン内も秋の装い。






秋は、グラス(grass:直訳ではイネ科の草、牧草、芝生など。でも園芸界でのgrassは、「鑑賞価値のある草、デザインして植栽した草」という感覚だと思う)が美しいです。 秋の低く強い太陽と風がグラスを靡かせ、キラキラと輝いています。
写真の3種類のgrassも、自生している国では、大してもてはやされる種類ではなく、 いわゆる雑草と呼ばれるものだろうと思われますが、違う国に来れば、大事に大事に植栽されます。 無いものねだりです。 でも、ミューレンベルギアのような、赤くふわふわした穂の出る草は、日本にはないと思いますし、憧れます。
草。というと、たぶん雑草を思い浮かべるのが、一般的。 Kukkaは、いわゆるその雑草が好きです。 ガーデンにいらっしゃったお客様に好きな植物は何ですか?と聞かれたときに、 「猫じゃらしです。」と思わず答えてしまった時は、「やっちまったな!」と思いましたが、 本当にそう思います。
どうして植物を好きになったのか、どうしてその植物が好きなのか、 それは、人それぞれ違って、その人にしか分からなくて、 もしかしたら、その人も気づいていない心の深いところに訴えかけるものがあると思います。
突然ですが、ガーデンを出て、100mほどお散歩。

近くの線路沿いのススキがとても綺麗です。 立派なグラスガーデンです。
もちろん華やかな花、造形的な植物、薔薇も百合も向日葵もすべて、とても美しいと思うけれど、 心の奥底で訴えかけてくるのは、生まれたこの土地に自生し逞しく生きる植物。
話はずいぶん反れてしまいましたが、 ガーデンでは、異国から来たおしゃれなgrassが秋の光にキラキラと輝いています。 朝日を浴びているとき、雲の隙間から太陽が顔を出した時や、夕日を受けているときがシャッターチャンス。 写真映えしますので、ぜひシャッターチャンスを狙ってみて下さいね。


ご報告が遅くなってしまいましたが、先日9/29(土)に、楽団ケ・セラさんをお招きしてコンサートを開催いたしました。 この日は雨。本当でしたら秋晴れのガーデンで演奏していただきたかったのですが、 室内でのコンサートになりました。 楽団ケ・セラは音楽を通じて障害を持つ人の自立を支援する「NPO法人ケ・セラ」が運営しており、 知的ハンディ―キャップを持つ若者たちで構成されているグループです。 ガーデンでのコンサートは2008年から、今年で11回目になります。 掛け値なしで演奏を楽しむ姿には、毎年心打たれます。
コンサートへお越しいただいたお客様、そして温かなお志も頂戴して、 総額103.539円をNPO法人ケ・セラへ進呈することができました。 雨の中お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!

さて、ガーデンの今期閉園まであと一か月とちょっと。 最後まで美しいガーデンでお待ちしております。




ダイレクトに寒さを感じそうな皮膚。 がんばれケロちゃん。