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しょんぼり植物

こんにちは。 トンボが空を飛び交い、この辺りでも稲刈りがはじまります。 先日の中秋の名月はピカピカの黄金色。 しばらく眺めて、この世の美しさと不思議を感じたひとときでした。 心の中のお団子とススキを、名月に添えました。

さて、建物改装工事のため、8/30で2022年のガーデンは閉園しましたが、ガーデナーたちは相変わらずガーデン管理をしております。


お客様がいらっしゃらなくなっても、生きている植物達はお世話を必要としています。

そんな中、最近ガーデナーが口を揃えていう台詞。

「植物たちの表情が暗い。なんだかしょんぼりしている。」

不思議なんですけど、ガーデンにお客様がいらっしゃらなくなってから、 植物たちがしょんぼりとしたオーラを醸し出しはじめました。 花数が少ないとか、色が冴え冴えしないとか、成長しないとか、そういう物理的なことではないのです。 オーラが暗め、そんな感じです。

こういう事って、聞いたことはあるけれど、「ああ、本当なんだな」と思いました。 前に観た動画の中で、「毎日面倒を見ている畑を数日間留守にし、帰ってきたら畑がどよーーんとして、野菜たちがしょんぼりしていた。」 とその人は言っていて、「それ人間の思い込みじゃないのか?」と私は思ったのですが、 なんだか本当です。

人の手で種を採り、人の手で播き、人の手でお世話をし育て、人の手で植えた植物。 一度人の手を介したものは、植物からも人間とつながったのでしょうか。 きれいだね、かわいいね、魅力的だよ、ありがとう。 たくさんのお客様からの、そういう気持ちを受け取っていたのかもしれません。

さて、ガーデンの様子です。

ジニアが見頃です。 内側から発光するような美しい花色。バリエーションも豊富です。




秋明菊(シュウメイギク)見頃。


こちらも秋明菊。 黄色の王冠がかわいい。


綿花が、綿の実を付けました。 植物から、こんなモフモフができるなんて、 すごいな。


アスクレピアスはオレンジ色の花を塊でたくさん咲かせるのに、 どうして、一つの茎に鞘がひとつしかつかないのだろう。 今更ながら、花から結実するまでの過程を分かってないんだと気づきました。 来年は観察してみます。 この鞘には、ふわふわの綿毛が付いた種がぎっしり詰まっています。


夏の終わりから秋にかけて開花するイランイラン。 いつもなら、お客様に

「わー、イランイランってこういう花なんだー!初めてみた!」

と言ってもらえるはずの子。しょんぼり。

さて、ガーデンは閉園中ですが、ガーデン併設のコスメショップは仮設店舗にて営業しております。(水曜定休日)

例年なら、ガーデンの正門付近に秋の装飾を施すのですが、 今年は仮設店舗のまわりに装飾をし始めています。



かぼちゃを乗せた、寄せ植え制作中。



種から育てたかぼちゃをたくさん収穫しました。 今年は白いかぼちゃがたくさん実りました。 これから完成させていく秋の装飾。かぼちゃや寄せ植えもじっくりご覧くださいませ。 仮設店舗にてお待ちしております!









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